
どんな場合にアポスティーユ認証・公印確認が必要ですか?

行政書士 蓜島亮の質問への回答
アポスティーユ認証や駐日大使館の領事認証は、海外での各種手続きにおいて、日本で発行された書類を正式なものとして認めてもらうために必要な手続きです。具体的には、以下のような場面で求められることがあります。
1. 留学や移住手続き
ビザ申請:個人の身分を証明するためのパスポートコピー、運転免許証コピー、戸籍謄本。
学歴証明:学校への入学手続きのための卒業証明書や成績証明書。
家族関係証明:家族で移住する際、家族構成を証明するための戸籍謄本。
2. 国際結婚手続き
婚姻届提出:相手国の役所に婚姻を登録するための婚姻要件具備証明書、戸籍謄本、婚姻届受理証明書、婚姻届記載事項証明書。
配偶者ビザ申請:配偶者関係を証明するための婚姻届記載事項証明書、婚姻届受理証明書、戸籍謄本。
3. ビジネス関連手続き
会社設立:現地での会社設立に必要な登記簿謄本、定款、会社代表者の委任状(Power of Attorney)。
契約書提出:取引先や現地機関に提出する契約書や覚書。
輸出手続き:海外に製品を輸出する際に必要な原産地証明書、自由販売証明書、インボイスなど。
資格証明書:医師、弁護士、日本語教師、技術者など、専門資格を証明するための免許証や証明書。
取締役会議事録:現地でのビジネス運営や重要決定事項を証明する書類。
4. 国際相続手続き
被相続人との関係を示す書類:戸籍謄本、法定相続情報一覧図。
死亡を証明する書類:死亡届記載事項証明書、死亡届受理証明書、死亡診断書コピー。
遺産に関する書類:遺言書、遺産分割協議書。
これらの手続きでは、現地の役所や取引先から、日本で発行された書類にアポスティーユ認証や駐日大使館の領事認証を求められることがあります。
ハーグ条約加盟国ではアポスティーユ認証、非加盟国では駐日大使館の領事認証が必要です。
アポスティーユ申請代行センターのサポートについて
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